目覚めが遅くて
目が覚めて1番に働くのは嗅覚だ。
部屋の中の空気の動き、香水の匂い、煙草のにおい、冬になったので甘い百合の香りのルームフレグランスに最近変えたそれ、玄関の薔薇のルームスプレー、チャンダン、柔軟剤のにおい。
そのあとに近所でご飯を作るにおいがしてお腹がチリチリと痛む。
夜型の体質を変えなければと思いながらもこの時間まで寝てしまい後悔や罪悪感よりはうんとちいさなあーあ、という気持ちで溢れかえり、すぐにどうでもよくなる。
携帯をチェックして大切なもの、返信しないとめんどくさいものに返信をしてTwitterを見てFacebookを見てゲームを一通り見て二度寝するために最適な環境を整えたところでひどく寒い事に気付く。
冬が来てるんだなあとしみじみしたあと、風邪を引いても面倒だけど動くのも面倒だからとそのまま寝る体勢になる。きっと冬だからこんなに眠いんだ。
寝る時は小説の続きを考えながら寝る。
だいたいはそのまま睡眠導入できるけれどたまにこれは書いておかなければというものに出会って起きるしかなくなる。出会っても6割位は眠いからいいや、で逃す。